突然ですが我が家の構成員は自分、嫁、7歳の息子の3人です。
しかしキャンプに行くのは常に息子と2人。そこに嫁の姿はありません。
なぜなら、うちの嫁は大のアウトドア嫌いだからです。
「虫が嫌い」「暑いの嫌い」「汚れるの嫌い」「疲れるの嫌い」「人も嫌い」「自然とか嫌い」
と、およそキャンプには向かないうちの嫁なのですが、先日あるテレビ番組を見たことをきっかけに、キャンプに興味を持ってくれました。
そのくだりはコチラをご覧ください↓
上記のとおり、嫁の性格を考えるとワイルドなキャンプ場は論外。
高規格で設備が新しく、かつキャンプを好きになってもらえるようなステキなキャンプ場をチョイスしなければなりません。
加えて、嫁はあまり遠出を好まないため、片道2時間以内で探すことに。この時点で阿蘇・久住方面は消えました。
そうすると、必然選択肢の上位に上がるのが「スノーピーク奥日田」。
ご存じスノーピークが運営するキャンプ場で、福岡からは2時間弱。広大な敷地のうち、新しいNサイト(区画オート)やFサイト(フリーサイト)などは眺望が良く、トイレ炊事棟も新設でキレイと、バッチリ条件を満たしています。
今回は管理等・お風呂が近く、車も横付けできるNサイトを予約しました。
(ちなみに今回写真もたくさん撮ったので、スノーピーク奥日田の詳細について別にまとめて記事にしました↓)
ということで当日。
天気予報では午前中が雨、午後から曇りで夕方にかけ晴れていく予報だったので余裕ぶっこいて出発したのですが、当日はまさかの終日雨。
幸い設営中は雨が止んでいたものの、その後けっこうな勢いで降り始めました。
我が家のタトンカ2TCでは面積の問題から雨を完全に防ぐことができず、風まで吹いてきたため横殴りの雨がタープ下に降りそそぎ、椅子もテーブルもビッチョビチョに(涙)。
事前に平地より6度くらい涼しいから防寒対策をとは伝えていましたが、山を甘く見てブランケットを一枚持ってきただけの嫁は寒い寒いと早々にテント内に避難。
寒さのあまり3時過ぎには「風呂に入ってくる」と一人お風呂へ。
帰ってきてからもずっとテント内にひきこもり、
「ねえ、キャンプって何が楽しいの?家で良くない?」
と厳しい突っ込み。
これはまずい。はじめてのキャンプが残念な思い出になってはいかんと、気合いで夕食作りを開始。
嫁のリクエストでつくった鶏のキーマカレーは評判も上々で少しテンションアップ。
そして20時くらいにはようやく雨も止み、お待ちかねの焚き火タイムへ。
「ニーモのスターゲイズリクライナーに揺られながら焚き火を見たい」という、ベテランキャンパーもかくやという嫁のリクエストをかなえるため、焚き火をセッティング。
「竹やぶ」の鶏たたきと、魚屋で買い求めたカツオのたたきという、これ以上ないつまみを用意して、1時間半ほど焚き火を囲み、親子三人で語らいました。
「焚き火は良かった」と言い残し、嫁と息子は就寝。
翌日。
6時過ぎに目を覚ますと、見事な快晴。
鳥のさえずりと涼しい風が心地よく、「キャンプの朝」という、焚き火タイムと双璧をなすキャンプの醍醐味を味わうには絶好のコンディションです。
さっそくお湯を沸かしコーヒーを淹れ、生ハムとゆで卵のホットサンド。
その後、嫁は1時間ほどスラーゲイズリクライナーに揺られながら、早朝の優雅な読書タイムを過ごしました。
雨と風と寒さから始まり、一時はこれまでか!と思われた嫁の初キャンプでしたが、最終的にはリラックスした時間を過ごせたのと、予想に反して意外とテントで熟睡できたことで、
「キャンプ良かった。また虫がでない季節であれば行っても良い」
というお言葉をたまわることができました。
はい。今後も息子との父子キャンプが基本とはなりますが、たまには嫁を誘っての親子三人キャンプも楽しみたいと思います。ちゃんちゃん。
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