どうもおはこんばんちは。
キャンプを予定していた週末がことごとく雨に見舞われ、結局9月は一度もキャンプに行けなかったキャンプブロガー(www)のenlarge(えんらーじ)です。
今回久々のキャンプで訪れたのは「久住高原オートビレッジ」。
こちらは2年前に訪れた際、タープから滝のように流れ落ちる雨水で何もかもがビショビショになった苦い記憶がある一方、個人的には初めて経験した高原&フリーサイトのキャンプ場で、その後のキャンプスタイルの好みに大きな影響を与えた場所でもあります。
西日本最大級のサイト数を誇るキャンプ場ではありますが、当日は10月に入って天気も不安定だと言うのに見事に満サイト。
聞くところによると近隣の「グリーンパーク泉水キャンプ場」など主要なキャンプ場も軒並み満員だったそうで、改めて昨今のキャンプブームの盛り上がりを実感しますね。

実際のところ10月は個人的にも下記の理由からキャンプのベストシーズンだと思っています。
- 涼しくなり設営で汗だくにならずに済む(超重要)
- まだストーブなど本格的な冬装備は必要ないので荷物が軽量で済む
- それでいて夜は冷え込むので焚き火がちょうど気持ち良い
ということで今回はベストシーズンの久住高原オートビレッジを満喫してきたので、キャンプ場の詳しいレポートをお届けします!
アクセス
久住高原オートビレッジは福岡からだと2時間強ほど。
周辺は「ゴンドーシャロレー」「山鳥の森オートキャンプ場」「くじゅうやまなみキャンプ村」「グリーンパーク泉水キャンプ場」「ボイボイキャンプ場」など、九州を代表するキャンプ場が点在するエリアです。
日田ICからのんびり下道を走っても良いし、九重ICから山越えをしても良いですが、もし道中買い物をするなら日田ICからがオススメ。
料金・システム


チェックイン 13:00
チェックアウト 翌11:00
宿泊料:
オートサイト(電源付き)23区間:¥6,480
オートサイト(電源なし)50区画:¥5,400
フリーサイト:¥3,780
※別途温泉使用料 大人¥600 / 子ども(3歳以上〜小学生)¥600
このキャンプ場は「久住高原コテージ」という宿泊施設の敷地内にあるため、受付はコテージのフロント前で行ないます。
料金体系はやや高めでしょうか。
電源付きのオートサイトもありますが、基本はどのサイトも明確な区画のない草原の中でテントを立てるスペースのみが平らに整地された形。
電源付きオートサイトでも「くじゅうやまなみキャンプ村」のようにキレイに区画分けされシンク・電源付きというわけではないので、いわゆる区画オートサイトをイメージして訪れると拍子抜けするかもしれません。
基本ここは解放感を楽しみたい方が訪れるキャンプ場だと思うので、個人的には断然フリーサイトがオススメです。
サイトを紹介


場内入って右手にコテージのフロント・温泉。左手にキャンプサイトが広がっています。
オートサイトはもちろんですが、フリーサイトもいわゆるオートフリーサイトなので、サイト内に駐車OKです。離れたところに車を停めて、荷物を運搬するタイプのフリーサイトに比べて設営が格段に楽なのがポイント高し。
オートサイト


前述した通り、オートサイトもフリーサイトもだだっ広い草原の中に点在しています。
サイト番号が割り振られており、テントスペース部分が平らに整地されているので、お金を出しても平らな場所で寝たい、場所取りしたくない、または電源が必須という方はオートサイトを選ぶ形になると思います。
人気のキャンプ場なので、もしかしたら一番のメリットは場所取りせずに済むところかもしれません。
フリーサイト


ひと言でいうと平らな場所がオートサイト、傾斜がある場所がフリーサイトに割り振られています。
その中でも比較的平らなスペースと、かなり斜めってるスペースがあるので、場所取りは重要。今回宿泊したのはフリーサイトAでしたが、ゆるく傾斜がありました。就寝時はもちろんですが、食事の際テーブルに傾斜があると結構不便です。まあ、気にしませんが。
一通り巡ってみましたが、フリーサイトの中で明確にここがオススメというのは見つかりませんでした。フリーサイトC、Dの方が早く埋まっている気がしますが、フリーサイトA、Bはフロント(温泉)に近いメリットがあるので、あとは各自お好みでどうぞ。
名も無きサイト(臨時サイト)


フリーサイトDの先には「くじゅう水泉郷地ビール村」という地ビールの販売所があります。さらに奥に進んだところに位置しているのが、上記写真のサイト。
キャンプ場の地図には載っておらず、トイレや炊事棟からもかなり離れていますが、ご覧の通り眺望が抜群に良くてサイトのコンディションも上々。
問い合わせたところ、こちらは夏休みやGWなど満サイトのときに解放されるスペースとのことで、普段は希望しても使用できないそう。
当日は満サイトだったため、こちらのサイトにも数組のキャンパーが宿泊していました。
個人的には不便を補って余りある素晴らしいロケーションなので、もし機会があれば次はぜひこちらのサイトを利用したいと思いました。
設備を紹介
トイレ


このキャンプ場全体に言えることなのですが、丁寧に清掃されているものの、各施設の老朽化は否めません。
女性トイレは分かりませんが男性トイレの大便器は和式でした。洋式を使用したいならコテージのトイレまで歩く必要があります。
炊事棟


炊事棟もご覧の通りかなり古びていますが、必要十分なので全く困ることはありません。
水周りがリニューアルするとさらに快適さが上がりそうですが、現在も大人気のキャンプ場なので、高規格化してさらに人が押し寄せるくらいなら、現状がちょうど良いのかもしれません。
温泉


このキャンプ場、人気の秘密のひとつはこの温泉でしょう。
有料ではありますが、13時〜20時と6時〜 9時の時間帯で2回利用できます。
やや早く閉まるのが残念ですが、朝風呂に入れるのは嬉しいところ。宿泊施設の温泉でもあるので、温泉(露天風呂と内風呂)、洗い場、脱衣場ともに十分なスペースがあります。
…と言いたいところですが、なにしろコテージ宿泊客とキャンプ利用客を合わせると数百人にもなる巨大キャンプ場なので、自分が利用した時間帯(19時)は人があふれて大変なことになっていました。
温泉自体はゆっくり浸かれたものの、脱衣所の混雑にはいささか閉口。混む時間帯を避けて利用した方が吉だと思います。
ちなみに露天風呂は近隣の温泉付きキャンプ場のなかでも群を抜く素晴らしい眺望。晴れた日の朝風呂では阿蘇五岳の涅槃像が見えて最高でした。


まとめ


標高800メートルの高原に位置し、広々とした草原のロケーションを楽しめるということで人気が高いキャンプ場「久住高原オートビレッジ」。
キャンプ場にたどり着くまでの道程も、総じて眺望がよい阿蘇・九重方面のキャンプ場の中でも一際気持ちが良いドライブコースになっています。
展望露天風呂も素晴らしく基本的には好みのキャンプ場なのですが、唯一厳しいのは人の多さでしょうか。人気の高さゆえですが、キャンプ場で忙しなく温泉に入るのは悲しいもの。
もし、キャンプの主目的がゆっくり温泉を楽しむことであれば「オートキャンプ竜門」や「蔵迫温泉さくら」がおすすめです。
個人的には利用客が少ない初春か晩秋に、また利用したいと思えるキャンプ場でした。
■温泉を楽しむ九州のキャンプ場はこちら



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